浮気にはお金がかかります。
浮気相手を喜ばせるために、オシャレなお店に連れて行ったり、プレゼントをあげたり、ホテルに泊まったり。結婚している場合、よほど高収入でない限り自由になる現金は自分のお小遣いのみ。
そこで便利なのがクレジットカードです。
パートナー自身が家計を握っていないなど思うように現金を使えない場合、クレジットカードに頼る機会が多くなる……ということは、クレジットカード利用明細には浮気の証拠がたっぷり記されているわけです。これはチェックしないわけにはいかないですよね。
クレジットカードの利用明細から分かること
クレジットカードの利用明細には、利用日や利用先、金額、支払い方法(分割払い、リボ払い、キャッシングなどなど)が記載されています。利用明細に記載されるこれらの情報は、利用者都合で書き換えはできないので、疚しいもの疚しくないものを問わず、クレジットカードで支払いをしたものすべてが明らかになります。
浮気調査の際、クレジットカードの明細で確認すべき点は下記3つ。
- 利用日
- 利用先
- 利用金額
「いつ、どこで、いくら使ったのか」です。
例えば「大阪に泊まりで出張だよ」と言っていた日に、草津温泉にしかない旅館から引き落とされていたら変ですよね。「オフ会仲間と飲んでくる」と言っていた日に、ラブホテルで決済をしていないでしょうか。「高級ブランドのお店で引き落としがある……何かのサプライズ?でも私、何ももらってないんですけど」なんてこともあるでしょう。
利用先に記載されている名称は、そのサービスを経営している会社名だったり、まったく別の名前になっていたりします。
例えば、ラブホテルなんかだとクレジットカード利用者を配慮して、敢えて分かり難い名前を利用明細に記載してくれたりします。「おしゃれ貴族」などと記載されていれば誰が見ても怪しいので、「○○観光」「XXコンサルティング」となっていたりですね。
利用先を見ただけでは怪しいかどうかは判断しにくいところなので、googleで検索をしてみてください。利用先の正体が明らかになります。
他のページでもたびたびお話をしていることですが、パートナーの言動の矛盾点と暴くには、日々の記録が残っていることが大前提です。いつどこに出張に出かけたのか、休日出勤、ゴルフに出掛けた日、実家に行った日など、パートナーから伝え聞いた情報を日付と共に記録をしておけば、クレジットカードの明細と照らし合わせれば嘘かどうか見抜けます。
怪しい利用形跡がなくても油断禁物!
ところで、ここでいくつか疑問がわきませんか?
「浮気に使っているクレジットカードの利用明細なら、バレないように隠しそう」
「妻や夫に把握されているクレジットカードを、浮気の支払いに使うかなあ?」
普通に考えても、上記はすぐに思いつきますよね。
利用明細をWEB明細に変更しているかも
スマホ料金などもそうですが、最近はWEB明細が普及してきてペーパーレス化が進んでいます。利用明細が郵送で届くのが、当たり前の時代は終わりました。
WEB明細にすれば、サービス会社側は郵送代、紙代、明細書封入の人件費などさまざまな経費が削減できますし、利用者にはマイルやポイントなどで還元されたりと、双方にとっておいしいことずくめです。
利用明細を郵送からWEB閲覧に切り替える方法はとても簡単で、パソコンやスマホのアプリを使って各カード会社の専用ページから変更手続きをするだけ。専用ページはもちろん、IDとパスワードでログインをする必要があります。
今までどおりクレジットカードを使っているにも関わらず、利用明細が急に届かなくなったら、パートナーがWEBでの閲覧に切り替えた可能性大!疚しくなければ「利用明細をWEBに切り替えたよ」と報告があるでしょう。
そして、WEB明細だと専用ページにログインしないと利用明細が見られないので、事態は少々厄介です。パートナーがID&パスワードをどこかにメモしていればログインは簡単なのですが、これをやってしまうと不正アクセス禁止法に反してしまいます。
新しいクレジットカードを作っているかも
今まで使っていたクレジットカードの利用明細をWEB明細に切り替えると、妻や夫から間違いなく怪しまれますから、慎重派であるほどそんな迂闊な選択はしません。
バレるリスクが少ないのは、新しくクレジットカードを作って、最初からWEB明細にしておく。そうすれば、クレジットカードの存在ごと内緒にしておける……というわけ。ただ、クレジットカードをこっそり作ったとしても、一般的には自宅にカードが郵送されますから、パートナー自身が受け取らない限りアウトですよね。
ところが、下記のクレジットカードなら本人確認書類があれば自宅以外でも受け取れるんです。
- エポスカード
- セゾンカード インターナショナル
エポスカードはマルイの子会社が運営しているんですが、カード申し込み時に「店頭受け取り」を選択すると、カードセンターで受け取れます。カードセンターは首都圏が大半なので、他の地域に住んでいると難しいですね。
セゾンカードは、セゾンカウンターで受け取りできます。こちらの場合、四国以外の各エリアにセゾンカウンターが設置されているので、エポスカードより作りやすそうです。
これで作られてしまうと、隠しカードを持っているかどうかすら分からないですよね……。
引き落とし時のクレジットカード会社名をチェック
「内緒でクレジットカードを作りWEB明細にしておけば、隠しカードの存在すら分からない」と記載したのですが、方法があります。それは、クレジットカード決済時の引き落とし先。そう!銀行口座です。
男性の場合は特に、慎重に見えて詰めが甘いようなところもあって、せっかくクレジットカードと利用明細両方の存在を消したのに、肝心の引き落とし口座まで気が回らないというのは、よくある話。
パートナーの通帳を探し出して、クレジットカード会社名や金額など毎月の動きを注意深く調べてみましょう。以前は使われていなかった新しいクレジットカード会社名での引き落としはないか、金額は不自然ではないか。
怪しい動きがあれば、パートナーの言動と照らし合わせてみてください。新しいクレジットカード会社名での引き落としが始まった頃から、急に残業が増える&帰りが遅いなど浮気を疑うような行動があれば、浮気相手とのデート用隠しカードの可能性が高いです。
クレジットカードの利用明細を勝手に見ても良いの?
ところで、パートナーのクレジットカードの利用明細を無断に見ても良いのでしょうか。
郵送の場合、クレジットカードの利用明細には封筒ハガキ問わず「親展」と記載されています。要するに「宛先となっている本人以外は開封しないでくださいね」という意味合いなのですが、厳密に言うと、例え配偶者であっても親展の刻印がある郵便物を本人以外が無断で開封するのはダメ。「信書開封罪」という罪に問われる可能性があります。
離婚や慰謝料請求の裁判となった際、勝手に開封した利用明細から出てきた証拠は、違法に入手したとして証拠とならないこともあるようです。裁判になるようなことがあれば、パートナーも本気で向かってきますから、この件で訴えられてしまうかも知れません。それはそれで面倒ですよね。
利用明細を勝手に開封すると罪に問われる……となると、どうすれば良いのでしょうか。
方法はただ1つ。パートナーが開封した後にこっそりと見ることです。利用履歴をスマホのカメラで撮影して、必ず元に戻しておきましょう。