徒歩尾行の仕方は簡単?探偵のノウハウを学んで浮気の証拠を掴もう

徒歩尾行の仕方は簡単?探偵のノウハウを学んで浮気の証拠を掴もう

徒歩尾行とは、文字通り「歩いて相手を尾行する」こと。

車で尾行するより難易度は低めで、誰もが試せる浮気調査ではありますが、徒歩尾行の基礎知識を知っているかいないかでは、成功率に大きな違いが出ます。

徒歩尾行に必要なアイテムを準備しよう

パートナーと浮気相手の後ろを、こっそり歩いてついていくだけでしょ?と高をくくっていては、すぐにバレてしまいます。あなたのことを良く知る相手を尾行するわけですから、いかにバレないようにするのか、事前に準備が必要です。

マスクやメガネで変装をする

マスクや帽子、フチありメガネなどを使って、パッと見の印象を変える程度の変装は必要です。

女性なら、髪の長い人は編み込みなどのヘアアレンジをして帽子を被れば、正面から見た印象がグンと変わります。リバーシブルの上着を上手く活用したり、コートやシャツを脱ぎ着して、パッと見のイメージチェンジをすることも重要になってきます。

大げさな変装は不要……というか、かえって目立って怪しまれるので避けましょう。

また、ヒールなどは人通りが少ない場所での尾行は、コツコツと足音が響いてしまい、パートナーを振り向かせてしまうきっかけにもなります。走って相手を追いかける必要が出てきたときも不利なので、運動靴などゴム底の靴など靴音が響かない&走りやすい靴を選びましょう。

周囲の風景に溶け込む服装を心掛ける

尾行でNGなのは目立つこと。車での尾行同様、まわりに溶け込む服装を選ぶことが大切です。

例えば、繁華街なら繁華街らしく、ビジネス街ならビジネス街らしく。他の人たちと混ざって歩いて違和感のない服装をすれば、周囲に溶け込み気付かれにくくなります。

平日のビジネス街で対象者を追跡するなら、男性ならスーツ姿でアタッシュケースやビジネスバッグを持っていた方が自然でしょう。カジュアルな装いでうろうろしていると、かえって目立ってしまう可能性があります。

ちなみに探偵が尾行する際は、住宅街では地元の人を装うためにコンビニ袋をぶらさげたり、スーパーの袋にネギを入れて持ち歩いたりする徹底ぶりなのだとか。これも、周囲の人に不自然と思われないための変装テクニックなので、参考にしてみてください。

信頼できる異性の友達に協力を仰ぐ

ひとりで尾行するよりも、信頼できる異性の友達に協力してもらうほうが、尾行しやすい場合があります。例えば、パートナーと浮気相手がラブホテル街に向かったとすれば、ひとりで尾行するよりも男女カップルで歩いていた方が自然ですよね。

また、尾行がバレて揉めそうになったときも、第三者がいたほうがお互い冷静に対処できます。異性の友達に依頼する場合は、パートナーとあまり面識がない人を選んだ方がバレるリスクが減らせます。

徒歩尾行では人通りの量や環境での見極めが大切

徒歩尾行の際は、尾行中の周辺の環境や人通りを見極めて、対象者との間隔や歩き方を変えることが大切です。

目線はパートナーの足&下半身!

徒歩尾行で避けたいのは、対象者が振り返って目と目があってしまうこと。目があってしまったらバレたも同然です。かといって、尾行対象者であるパートナーの姿を目で追わなければ、見失ってしまいます。一体、どこを見れば良いのでしょうか。

尾行の際に見るべきは、パートナーの下半身もしくは足です。足を見て歩いていれば、突然振り向かれてもお互いの視線が合うことはないので、バレるリスクはかなり回避できます。また、雨が降りだして傘をさした時でも、足を見て尾行していれば「傘に隠れて姿が見えなくなった」なんていうこともありません。

パートナーとの間隔は近すぎず遠すぎず

パートナーとの間隔を常に同じ距離に保つのではなく、直線では離れカーブでは近づくなど、状況に合わせて変化を持たせます。

人混みの中を尾行する場合は、パートナーと離れすぎると見失ってしまうので、25メートルくらいの間隔をあけるのがベスト。相手の視界に入らないよう、間に少なくても2~3人挟むことを意識しながら後をついていきましょう。

人通りが少ない場所は、近づきすぎると尾行がバレてしまうリスクが大!探偵ドラマのように、建物や看板、電柱、停車中の車などに身を隠しながら尾行を続けます。大げさに隠れると、他の通行人に不審者扱いされてしまうので、あくまで自然に姿を隠すことが大切です。

曲がり角やT字路の歩き方

尾行対象者が「もしかして、尾行されているかも?」と警戒している場合、曲がり角を曲がったところで待ち伏せすることがあります。パートナーや浮気相手のどちらかが慎重派だったりすると、尾行されての浮気バレを恐れ、このような慎重な行動をとるのも珍しくはありません。

この場合、そのまま曲がり角を曲がっては鉢合わせになってしまうので、それを防ぐためには一旦曲がらずにまっすぐ歩き、相手が待ち伏せをしていないか&歩き出したかを確認してから、後をつけるようにしてください。

T字路の場合も同じで、パートナーと一緒に曲がってしまわずに、まっすぐ歩き、動きを確かめてから後を追いかけるようにしましょう。

パーソナルスペースに入らないことを意識

パーソナルスペースについて知っておくと、徒歩尾行の距離感を掴む際に役立ちます。

パーソナルスペース=個人空間で、要するに自分の縄張りといった感じですね。例えば、電車やエレベーターなどの密室空間で見知らぬ人同士ギュウギュウ詰めになってしまうような状況は、誰もが不快に感じることでしょう。他人と接近しすぎているからですね。一方で、家族や恋人など親密な間柄なら、体を密着させても不快にはなりません。

このように、人間には他人に近づかれると不快になる距離というものが存在するので、パーソナルスペースに入りすぎないよう気を配りましょう。

こんなときどうする?予測しない動きの対処法

浮気デートが目的のパートナーは、街中をただぶらぶらと歩くことに終始するわけではありません。

浮気相手と待ち合わせをしたり、二人で一緒に食事や買い物でお店に入ることもあります。ラブホテルや相手のマンションなど建物に入ることだってあり得ます。とはいえ、尾行する側としては、急に別の行動をされると、どうしたらよいものか焦ってしまいますよね。そんなときも、不自然な動きは絶対にNGです。

急に向きを変えた&振り返った場合

パートナーが急に向きを変えてUターンしたときも、挙動不審にならずに普通にすれ違ってください。しばらく経ってから、同じようにUターンをして今までどおり徒歩尾行を続けます。

相手がどんな動きをしても、慌てず焦らず、対象者の足や下半身だけを追っていれば視線を合わさずに済みます。急に向きを変えたからといって、相手が尾行に気が付いたとは限りませんから安心してください。

レストランやバーなどに入った場合

パートナーが飲食店に入った場合。探偵なら面識があるわけではないので、一緒にお店に入り、お客になりすまして様子をうかがうわけですが、何しろ尾行相手は自分のパートナー。狭い空間ですし、飲食店なら変装のためのマスクも外さざるを得ません。

お店の外で、パートナーの位置から死角になるスペースを見つけて待つか、その日の尾行は諦めて出直したほうが良いでしょう。

立ち止まって周囲を見渡している場合

パートナーが浮気相手や他の誰かとの待ち合わせ場所に到着して、相手の姿を探している可能性があります。急に立ち止まらないで、通行人になりきって監視を続けましょう。スマホを出して操作をしたり誰かと電話で話すふりなどすれば、不自然には思われません。

パートナーとの距離感は、人の多さや環境によって判断してください。

夜に人気のない場所で尾行する場合

夜間、人気のない場所を歩く場合、特に女性なら昼間よりも背後を気にするもの。尾行を気にしているというよりは、普通に怪しい人が後ろにいないかどうか安全確認のため振り返ったりですね。こんな時には、知り合いにスマホで電話をかけるのを装いながら「多分、近くまで来ているけど場所がちょっと分からない……」「もうすぐ着くから待っててね♪」とか、マンションに入るなら「○階で良かったよね?」など架空の状況を作りだせば、対象者に安心感を与えバレるリスクも減らせます。

バレたときの言い訳も考えておく

尾行対象者が夫や妻などの場合は、相手に気付かれるリスクが高いのは否めません。念のため、バレたときの言い訳を用意しておいたほうが良いでしょう。

「近くのお店に買い物に来ていた」「なんか似てる人がいるなーと思ったんだよ!」などなど。

また、尾行の際、出張と偽って会社を休むこともあるでしょう。そんなときは「予定より早く帰って来れたから、ブラブラしてた」といった感じに、とにかくシラを切りとおしてください。

ここで、浮気を疑っているような発言をしてしまうと、以降の夫婦仲が修復困難になるばかりかパートナーがより慎重に浮気するようになり、調査の継続すら難しくなります。

バレる前に撤退することも大切

以上、徒歩尾行について解説をしましたが、テクニックを知れば知るほど、簡単に思えても意外に難しいということが理解できたかと思います。

探偵や興信所がビジネスとして尾行するわけではないので、相手の姿を見失ったり、人通りが少なすぎてバレるリスクが高いと感じたときには、無理せず機会を改めましょう。1回の尾行調査で浮気の証拠を掴もうとせず、数回に分けて尾行をしたほうが結果として成功率が高くなります。

また、「ここまでの調査は自分で。ここから先は探偵事務所や興信所に依頼」など、自分なりに線引きをしておくのも良いかも知れませんね。