浮気癖は遺伝子レベルの問題?浮気が止められない理由を科学的に検証

浮気癖は遺伝子レベルの問題?浮気が止められない理由を科学的に検証

夫や彼氏の浮気癖に悩まされている人って多いですよね。

「もう絶対、浮気なんてしないから!」としおらしく反省したのもつかの間、また別の女性にアプローチしている……なんてこともあるでしょう。「浮気は男の甲斐性」なんて言いますが、一途に同じ女性を愛し続ける男性もいるわけですし、「浮気をする人、しない人」の違いって一体何なのでしょうか。

快感ホルモンの受容体「DRD4遺伝子」が原因だった!

イスラエル・ヘルツォク記念病院とアメリカの国立衛生研究所の調査によれば、浮気癖は「DRD4遺伝子」という快感ホルモンのドーパミン受容体が原因なのだと言います。

DRD4遺伝子には同じ構造の繰り返し部分(螺旋)が存在するのですが、この螺旋の回数が多いほど一夜限りの性経験の割合が高く、浮気癖も強くなるという結果が出ているのだとか。

DRD4遺伝子の螺旋回数が多いと、冒険心がありアクティブで、新しいものを好む性格になります。新しいものを好む……と聞いて嫌な予感がした人、正解!そう、たくさんの女性をモノにしたいとの浮気欲も強くなるんです。これが、DRD4遺伝子が「浮気遺伝子」と属される理由というわけ。

浮気遺伝子の持ち主は冒険家で仕事ができる男

ただ、悪いことばかりではなくて、螺旋回数が多い人たちは次から次へと新しいアイデアや企画がわいてきたりするので、いわゆる「仕事ができる男」なんです。だからこそ、女性からすれば「カッコ良く見える」のでモテる=浮気に繋がりやすいのかも知れません。

また、興味があればでリスクを考えずに行動してしまうので、トラブルに見舞われることも多々あります。確かに、このタイプの男性が旦那だと、浮気は日常茶飯事ですから家庭がうまく回らない可能性は高いですし、起業だ何だで生活を顧みずギャンブラー的にチャレンジされてはハラハラの連続となりそうです。

DRD4の螺旋回数が多い人に見られがちな特長をまとめました。

  • 冒険好き
  • 旅好き
  • 新しいもの好き
  • 好奇心旺盛
  • 自己顕示欲が強い
  • 飽きっぽい
  • リスキーなものに惹かれる

あなたのパートナーは、いくつ当てはまりましたか?
全部当てはまるようなら、DRD4の螺旋回数が多いタイプかも知れません。

世界的に見れば日本人は安定志向

一方で、螺旋回数が少ない人は、保守的な傾向にあるのだとか。慎重派で堅実な暮らしを選択する人が多いようです。面白味はないかも知れませんが、家庭を築くなら螺旋回数が少ない男性の方が安心かも知れませんね。

ちなみに、DRD4遺伝子の螺旋回数は、人種によっても大きな違いがあります。

日本人の平均螺旋回数は4回。ラテン系民族は、さすが情熱の国だけあって7回。中には10回という人もいるのだとか!東アジアは9割が2~4回なので、その中で見れば日本人は螺旋回数は多いほうですね。うーん、世界的に見れば、日本は浮気が少ないほうなのかも?

舅の浮気度が分かれば夫の浮気度も分かる!

浮気と遺伝の関係をもうひとつ。

チェコ・チャールズ大学の科学者チームが、86組のカップルに関する家族背景や性的嗜好までを調査した結果、父親が浮気男だとその息子も浮気をする確率が高くなることが分かりました。

容姿や性格、癖などは、父親母親の両方から娘、息子の両方に遺伝しますが、浮気癖だけはなぜか「父親から息子」限定で受け継がれるのだそうです。

アメリカ・カルフォルニア大学の進化心理学者マーティー・ヘーズルトンによれば、息子は「行動の善悪」を父親をはじめ周囲から学び成長するため、最も身近な存在の父親に浮気癖があると、そんなことまでお手本にしてしまうのだそうな。

あなたの旦那の父親……舅はどうでしょうか。浮気で泣かされたことがないか、姑に聞いてみましょう。

まとめ

以上、浮気と遺伝子との関係について解説してきましたが、いかがでしょうか。

遺伝子検査でDRD4は調べられますし、夫の父親の浮気癖も姑などから情報を仕入れることができるでしょう。その結果、夫が遺伝子レベルの浮気癖の持ち主だと分かったとき、あなたはどんな結論を出しますか?

「DRD4遺伝子の螺旋回数が俺を浮気へと走らせる。遺伝子のせいだ!」「親父からの遺伝だからどうしようもない!」なんて開き直られては、再構築を選んでも苦労することが目に見えています。

浮気癖の遺伝子を持っている人すべてが浮気や不倫を繰り返すわけではないので、遺伝子のせいにするだけでなくお互いに歩み寄る努力をしたいものですね。