興信所や探偵事務所に依頼をする際、最も気になるのは料金のこと。
浮気調査でパートナーの不貞行為が明らかになったとき、再構築を選ぶのか離婚を選ぶのかは人それぞれですが、可能な限り安く済ませたいのが本音だと思います。
見た目の安さに捉われないことが大切
「探偵費用は、離婚時にパートナーから慰謝料として回収できるので、多少コストが嵩んでも問題ないのでは?」とお考えの人もいるかと思いますが、実際にはそうではありません。離婚前提で浮気調査をする人は、これを念頭に置いておきましょう。
また、パートナーの浮気行動パターンをどこまで把握できているかによっても、興信所や探偵事務所の調査所要時間も随分変わってきます。
浮気をしていることは間違いないけれども、いつどこで相手に会っているのか見当もつかないなら調査時間がかかりますし、パートナーが相当の慎重派でなかなか尻尾を掴ませないタイプだと長期戦になるかも知れません。逆に、デートパターンが分かっている場合は短期間で済む可能性も高いです。
浮気行動パターンの把握状況やパートナーの性格によって、選ぶべき料金プランがあります。
下記に、興信所や探偵事務所における浮気調査の料金システムをご紹介しますが、見た目の安さだけで選んでしまわないよう、自分のケースではどれがベストで、結果的に最もコスパが良いのかを検討してみてください。
長期戦になりそうな場合でも、自分が完全持ち出しになっても困らない程度の支払い額に留められるように注意をしましょう。
4つの料金システム
興信所の料金システムは、主に4つ。
それぞれメリットデメリットともにあるので、詳細ページの解説を参考に、自分に適したものを選ぶようにしてください。
時間料金制
「1時間あたりの単価×調査員の人数×調査時間」で計算。実費、諸経費は別途必要。1時間あたりの単価に諸経費が含まれている場合もあります。
パック料金制
調査員の人件費、諸経費などすべてコミコミのプラン。○時間○万円といった具合に、一定の調査時間を定額でまとめ買いする替わりに、時間料金制に比べると1時間あたりの単価は安めに設定されています。
パック料金制の詳細を見る成功報酬
調査が成功した場合にのみ報酬を支払うパターン。興信所&探偵事務所側は失敗するリスクも加味して、他の料金システムよりも割高な料金設定がされています。
着手金+成功報酬
開始前に着手金を支払い、成功後に成功報酬を支払います。調査の成否に関わらず、着手金は返金されません。こちらも、失敗リスクを想定して他の料金システムより割高です。
その他に必要な費用について
興信所に支払うものは、調査費用だけではありません。調査を進める上で、様々な経費がかかってきます。ここでは、一般的にどんな名目の経費があるのかをまとめてみました。
パック料金制を採用している興信所の中には「見積もりで提示した金額以外に追加費用は発生しません」と明言をしているところもあります。例えば、原一探偵事務所はそのうちのひとつですが、パック料金制を採用しているところでも、諸費用は別途請求となるケースもあります。
「経費ぐらい、たかが知れてるでしょ?」と思うかもしれませんが、パートナーと浮気相手がアクティブで行動範囲が広ければ、その分実費もかかりますし、金額もバカになりません。
後日請求書を見て「こんな費用がかかるの?聞いてない!」とならないように、下記に記載された経費の請求はどうなるのか、見積もりが提示された際に確認するようにしましょう。
調査員の手当類
探偵と言えどもサラリーマン……と考えれば、納得できなくもない?
とはいえ、浮気は深夜に及ぶことが多いですし、予期せぬことが起こり得るもの。その都度、割増料金がかかってしまうと辛いものがありますね。
- 深夜早朝割増料金
- 延長割増料金
- 緊急出動料金
- 出張手当
- 危険手当
実費経費
実費経費は、尾行&追跡の際に必要な費用ですが、パートナーと浮気相手の行動如何によって、金額が大きく変わります。例えば、浮気相手とTDLに入園したとなれば、調査員の入園料金も経費になりますし、出張と言っていたのに実は浮気旅行だった!となれば、その場所へ移動するための交通費や宿泊料金がかかります。
- 交通費(電車、バス、タクシー、飛行機)
- 高速料金
- ガソリン代
- 駐車場料金
- 入店料(ターゲットが飲食店に入った場合、調査員の飲食代)
- 施設利用料
- 宿泊費用
- 消耗品代(フィルム、録画テープ、電池など)
- 現像代
- 印刷代
- 通信費(電話代、切手代など)
実費以外の費用
実費以外に必要な経費は、下記があります。
- 予備調査費(調査前の現場の下見など)
- 報告書作成料金
- 撮影機材代金(ビデオカメラ、カメラ)
- 車両費(車、バイク、レンタカー)
いかがでしたか?
「諸経費なんて大したことない」と思っていた人も、上記を見て考えが変わったのではないでしょうか。改めて名目のリストを見ると、「あれ?こんなものも必要なんだ……となると、経費にしたって舐めてかかれないかも」となりませんか?
良心的な興信所の場合、「今からターゲットの宿泊先に潜入するので、これくらいのお金がかりますが大丈夫ですか?」などと事前に連絡があるので、諸経費が別途請求となっていても知らない間に予想以上のコストになってしまった……という心配は不要です。
悪質な場合は、これらの諸経費を水増しして請求するケースもあるようです。
諸経費がかかるのは当然としても、水増しされないよう&後で予想外の金額が請求されないよう、見積もりが提示されたときに詳細を確認しておくことが大切です。